なみなみ通信Vol.40

「豊前海一粒かき」販売促進キャンペーン

 豊前海の冬の味覚を代表する「豊前海一粒かき」(殻付きカキ)をPRするため、2月6日に生産者組織の「豊前海区かき養殖研究会」が福岡市天神中央公園で「豊前海一粒かきキャンペーン」を開催しました。
このキャンペーンは今年で10回目を迎え、カキ販売や焼きカキ・カキ汁の試食のほか、抽選会も行いました。用意した1.3トンのカキが3時間で完売する盛況ぶりで、ブランドの浸透ぶりを改めて実感しました。
 また、3月6〜8日には沖縄県の那覇市内で、PRを兼ねた炭火焼きカキの試食会を行いました。沖縄では初となる試食会は大勢の人々で賑わい、新たな販路として強い手応えを感じました。
 さらに、豊前海区で初めてとなる漁協直営の「カキ小屋」が、2月に豊築漁協本所にオープンしました。今季は土日4日間のみの営業でしたが、多くの来客で賑わいを見せました。北九州市の門司港レトロで行われた炭火焼きイベントも大盛況で、今後、海区での新たな販売展開として期待されます。



沖縄キャンペーン風景



カキ小屋の営業風景

「豊前本ガニ」直売所がオープン=豊築漁協=

 豊前海区は、全国でも有数のガザミ(ワタリガニ)の産地で、漁業者は「豊前本ガニ」の名称でブランド推進に取り組んでいます。その中で、豊築漁協は昨年11月に海区初となる漁協直営の活ガニ直売所を開設しました。漁協自ら、また県や市を通した積極的なPRの甲斐あって、好調な売れ行きを見せています。
 今後、漁協ではカキ小屋を有効に活用しながら、ヨシエビなど他の水産物を含めた直売体制を整備・拡大していく予定です。海区における漁協直販事業の先駆的な役割を果たす取り組みとして注目されます。



直売所外観


直売所の営業風景

(豊前海研究所)


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