なみなみ通信Vol.48
 
 
「獲って、売って」福岡県産水産物を内陸部でPR

 県では漁業者や漁協が、より多くの消費者に新鮮・安心・安全な県産水産物を提供する「直売活動」を支援し、漁業者所得の向上に努めています。
 平成22年度は新規に「水産物直接販売力強化対策事業」をスタートさせ、内陸部にある県内農産物直売所を対象に「水産物に関するアンケート調査」や「漁協とのマッチング」等を行い、直売所間のイベント交流やPR 活動等の支援を行いました。
 その集大成として、23年3月6日(日)に、朝倉市にある農産物直売所「三連水車の里あさくら」において、県内全海区から4つの漁業者団体(以下参照)が参加し、海の幸を集めた「福岡県産水産物フェア」を開催しました。
 フェア当日は、雨に寒さが加わる悪天候で心配したが、多くの消費者に来場していただき、「漁業者手作りの魚干物」や「海藻類」等、完売する商品あり、大盛況のうちに終了することができました。
 【参加した漁業者団体と主な販売品】
@ 糸島漁協「志摩の四季」…糸島かき、干物類等 
A 柳川市4漁協(柳川、沖端、浜武、両開)…福岡のり、のり佃煮、サルボウ等
B 豊前海区小型底びき網漁業者協議会…エイ干物、シタビラメ干物
C 宗像漁協福間支所「移動販売車」…鮮魚、イカ干物、カレイ干物等

 三連水車の里あさくら
 

福岡県産水産物フェア状況



宗像漁業協同組合大島支所青壮年部の遠藤三保さんが水産庁長官賞を受賞

 平成23年3月1日〜2日に東京のグランドアーク半蔵門において第16回全国青年・女性漁業者交流大会が開催され、福岡県代表として参加した宗像漁業協同組合大島支所青壮年部の遠藤三保さんが『藻場を取り戻せ−「アワビの島 大島」の復活を目指して−』のタイトルで発表を行いました。
 発表の中で遠藤さんは、藻場を回復させるために、10年以上も続けているガンガゼ駆除活動について報告しました。大島ではスキューバ潜水の導入や、地元福岡県立水産高等学校と連携して駆除を行った結果、徐々に活動の効果が見え始めて藻場が回復しつつあることが高く評価され、水産庁長官賞を受賞しました。


 発表中の遠藤三保さん

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