ノリ養殖情報第25号
                                            平成25年2月18
                                  福岡県水産海洋技術センター 有明海研究所

1.水温、比重

漁場名 調査点 水温(℃) 比重
2月8日 2月14日 2月18日 2月8日 2月14日 2月18日
(旧28日) (旧5日) (旧9日) (旧28日) (旧5日) (旧9日)
4号 6.9 9.1 9.0 15.0 23.1 14.6
6(2)号 12 8.7 9.2 9.3 20.9 22.7 18.0
七つはぜ 11 7.5 9.1 9.4 17.0 22.8 20.8
よりあわせ 8.7 8.6 9.0 17.7 20.5 11.9
えどなかつ 8.5 8.9 9.5 19.3 22.1 18.1
にしのつ 8.3 8.7 9.5 19.8 22.4 19.0
たかつ 8.4 9.0 9.5 19.3 22.2 22.0
せいどまり 8.7 8.9 9.6 22.3 22.2 22.1
13号 10 7.9 8.9 9.3 18.9 22.8 20.5
20号 8.1 8.9 9.2 20.3 23.0 20.9
24号 8.0 9.2 9.3 20.4 23.1 20.0
ひゃっかん 8.5 9.0 9.4 21.2 22.5 22.5
22(1)号 9.0 9.2 9.5 22.2 22.7 22.4
25号 8.5 9.2 9.4 21.9 23.1 22.0
33号 16 9.0 9.1 9.7 22.3 23.1 22.9
43号 13 7.7 9.3 9.7 19.8 23.0 22.7
43号 14 7.8 9.3 9.6 19.2 23.0 22.3
44号 15 8.7 9.2 9.9 22.3 23.1 23.0
45号 8.3 9.0 9.7 20.7 23.3 23.5
平均 8.3 9.0 9.4 20.0 22.7 20.5

2.栄養塩、プランクトン沈殿量

漁場名 調査点 栄養塩(μg・at/l) プランクトン(cc/100l)
2月8日 2月14日 2月18日 2月8日 2月14日 2月18日
(旧28日) (旧5日) (旧9日) (旧28日) (旧5日) (旧9日)
4号 54.9 2.2 37.9 2.5 6.0 0.9
6(2)号 12 11.5 3.5 14.3 - - -
七つはぜ 11 37.6 3.4 2.4 2.8 4.6 7.7
よりあわせ 34.5 16.5 50.6 - - -
えどなかつ 24.5 8.9 21.9 - - -
にしのつ 20.8 9.1 14.3 1.1 2.4 4.7
たかつ 24.5 6.5 0.1 - - -
せいどまり 7.2 7.3 2.2 0.6 2.3 9.8
13号 10 25.7 1.6 2.0 - - -
20号 13.2 1.8 0.0 2.4 5.9 12.6
24号 13.6 1.4 0.0 - - -
ひゃっかん 11.1 5.1 0.0 1.6 3.2 15.4
22(1)号 5.6 4.0 0.0 - - -
25号 5.9 1.1 0.0 2.0 6.6 21.0
33号 16 4.0 2.0 0.3 - - -
43号 13 16.9 2.2 0.0 1.8 6.4 22.4
43号 14 22.7 2.2 0.8 - - -
44号 15 3.8 0.4 0.3 2.2 8.7 19.6
45号 13.1 0.3 0.2 - - -
平均 18.5 4.2 7.8 1.9 5.1 12.7

※18日のプランクトン沈殿量は速報値です。

3.病害等

漁場名 調査点 あかぐされ感染状況 壺状菌感染状況 色落ちの状況
2月8日 2月14日 2月18日 2月8日 2月14日 2月18日 2月18日
(旧28日) (旧5日) (旧9日) (旧28日) (旧5日) (旧9日) (旧9日)
4号
6(2)号 12
七つはぜ 11
よりあわせ
えどなかつ
にしのつ
たかつ
せいどまり
13号 10
20号
24号
ひゃっかん
22(1)号
25号
33号 16
38号 13
42号 14
44号 15
45号
合計 16/19地点 9/19地点 11/19地点 17/19地点 18/19地点 19/19地点 10/19地点

※感染および色落ち程度 ○:感染なし、●:軽度、▲:中度、★:大量感染(重度)

4.概要
1.養殖状況
 現在、7回目の摘採が行われています。
2.海況(18日満潮時)
 水 温:平均9.4℃で0.3℃低めでした。
 比 重:平均20.5でした。
 栄養塩:平均7.8マイクロ(μg・at/l)でした。
 プランクトン:珪藻が非常に増加していました。主な種類はリゾソレニア、キートセロス(珪藻)等でした。
3.ノリの病害等
・沖側の漁場を中心に色落ちが進行しており、色落ちの程度は軽度〜重度でした。
・アカは19点中11点で確認され、感染程度は軽度〜中度でした(うち肉眼視1点)。
・ツボは全点で確認され、感染程度は軽度〜重度でした(うち肉眼視6点)。
4.今後の管理
・このカラマは干満差が小さく、プランクトンも増加しているので、沖の漁場を中心にさらに色落ちが進行します。色があるうちに全力で摘採を行ってください。
・アカの感染拡大を防ぐため、適切な干出管理に努めてください。網の高さは、ハラで2.4mを目安とし、天候や潮の引き具合等によって現場で調節を行ってください。