ノリ養殖情報第1号
平成25年10月7日
福岡県水産海洋技術センター 有明海研究所
1 養殖概況
10月4日の組合長会で、「ノリ採苗は10月19日午前6時以降の出港とする」と決定されました。
また、現在の養殖準備状況は、支柱の立込が概ね終了しており、吊り綱付け等の作業が行われています。
2 胞子のうの現状と管理
これまでの検鏡結果によると、胞子のうの量は十分で、熟度は±(U型)が中心です。
下記の管理手順と右表の水換えスケジュールとを参考に熟度調整を行ってください。
@水換日までの管理
・培養海水を保温して、水温を25℃程度に保つ。
A水換日の設定
・胞子の熟度および培養小屋の特性にあわせて水換え日を設定する。
・冷えにくい小屋は右表の早めの日、冷えやすい小屋は遅めの日に水換えを行う。
B水換え日からの管理
・カキ殻を洗い、水換えをする。
・昼、夜とも培養場の窓を開け水温を下げる(18〜20℃程度)。
・カキ殻表面の色を観察し、遅れている場合は必要に応じて水換えを追加する。
【土日及び祝日の検鏡予定】
10/12(土)〜14(月・祝日)は、研究所で胞子のう検鏡を実施します。実施時間は、9:00〜12:00です。
【 熟度の評価 】
−:胞子のうにすきまがない。夏型。
±:胞子のうにすきまがみられる。
+:胞子のうが分裂し、分裂数が1割未満。
++:胞子のうが分裂し、分裂数が1割以上。
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観測塔のデータや海況速報・ノリ情報を見ることができます。
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