赤潮・貧酸素情報(1)

平成22年6月29日

福岡県水産海洋技術センター 豊前海研究所長

 6月29日に宇島港と宇島漁港内で有害プランクトンのヘテロシグマ アカシオ(Heterosigma akashiwo)による赤潮の発生が確認されました。

○各漁港内ヘテロシグマ アカシオ細胞密度

※貧酸素水塊の発生は認められませんでした。

○この種は、豊前海で主に6月頃に発生し、10,000細胞/ml以上で魚がへい死するおそれがあります。

○今のところ漁業被害は認められていませんが、港内に活かした漁獲物が衰弱・へい死するおそれがありますので、着色が認められている港では、早めの出荷を心がけてください。

○また、他の港でも海面が着色していたとの情報が入っていますので、今後も十分な注意が必要です。

○引き続き、研究所では調査を実施しますので、今後の赤潮情報に十分ご注意下さい。


 今後、漁業被害、海面の着色などがみられましたら,豊前海研究所(0979-82-2151、担当:尾田、大形)までご連絡下さい。         



                  図 赤潮発生範囲図