赤潮・貧酸素情報(1)

平成24年6月1日

福岡県水産海洋技術センター 豊前海研究所長



 5月31日に調査を行った結果,苅田本港、苅田南港、および稲童漁港で、ヘテロシグマ アカシオ(Heterosigma akashiwo)による赤潮の発生が確認されました。

○へテロシグマ アカシオ細胞密度


○ヘテロシグマ・アカシオは、豊前海で主に5〜6月頃に発生し、10,000細胞/ml以上で魚がへい死することがあります。

○漁獲物の港内での蓄養は避け、早めの出荷を心がけてください。

○今後も、天候次第ではさらに増殖する可能性がありますので、着色が認められれていない港でも十分注意してください。

○なお、貧酸素水塊の発生は認められませんでした。

○研究所では、引き続き調査を実施しますので、今後の赤潮情報に十分ご注意下さい。

 今後、漁業被害、海面の着色などがみられましたら,豊前海研究所(0979-82-2151、担当:尾田、大形)までご連絡下さい。