赤潮・貧酸素情報(1)

平成25年5月24日

福岡県水産海洋技術センター豊前海研究所


  5月24日に調査を行った結果,苅田本港、苅田南港で、ヘテロシグマ・アカシオ(Heterosigma akashiwo)による赤潮の発生が確認されました。

○へテロシグマ・アカシオ細胞密度


○ヘテロシグマ・アカシオは、豊前海で主に5〜6月頃に発生し、10,000細胞/海水1ml以上で魚がへい死することがあります。

漁獲物の港内での蓄養は避け、早めの出荷を心がけてください。

○今後、晴天が続くとさらに増殖する可能性がありますので、着色が認められれていない港でも十分注意してください。

○なお、貧酸素水塊の発生は認められませんでした。

○漁業被害状況については調査中です。

○研究所では、引き続き調査を実施しますので、今後の赤潮情報に十分ご注意下さい。

 今後、漁業被害、海面の着色などがみられましたら,豊前海研究(0979-82-2151、担当:尾田、大形)までご連絡下さい。


      図 赤潮発生海域図(アンダーラインが着色域)