筑前海貧酸素赤潮情報

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福岡県水産海洋技術センター

研究部

平成25年5月13日の調査で、福岡湾内で赤潮の発生を確認しました。

発生海域は福岡湾の湾奥部および湾央部で、全域ではいみきみどりの変色が見られます。

赤潮の優先種は珪藻類 (Leptocylindrus sp.) 最大密度3,600cells/ml、および珪藻類 (Skeletonema sp.) 最大密度 970cells/mlです。

漁業被害は平成25年5月13日現在ありません。

今のところ酸素量3mg/lの貧酸素の海域は確認されてはいませんが、今後潮通しの悪い場所では貧酸素状態となる可能性がありますので、十分注意して下さい。
 ※海水に溶けた酸素量3mg/lは生物の生存限界の目安です。