筑前海貧酸素赤潮情報

25月19

福岡県水産海洋技術センター

研究部

6月19日の調査で、北九州市小倉北区の海域でラフィド藻類のHeterosigma akashiwoの増殖による、海域の変色が確認されました。

発生海域は北九州市小倉北区の砂津泊地と紫川泊地で、変色海域の色は暗いあかみのだいだい色となっています。

赤潮の優先種はラフィド藻類(Heterosigma akashiwo)で最大密度45,000cells/mlです。

漁業被害として、漁港内で畜養中の魚介類の衰弱やへい死が報告されています。

ラフィド藻(Heterosigma akashiwo)の赤潮は有害で、数万細胞/mlを超すと魚類等がへい死するおそれがありますので、漁港内の活け間等で魚介類の畜養等は控えてください。